映画『ドラゴンクエスト　YOUR STORY』訴訟の棄却のご報告と リュカ基金の創設について｜くみにゃ

映画『ドラゴンクエスト　YOUR STORY』訴訟棄却の報告と新たな一歩、リュカ基金の設立について

映画『ドラゴンクエスト　YOUR STORY』の製作委員会を相手にした訴訟が、2025年2月12日、最高裁判所により棄却されました。この結果に至ったことは非常に残念ではありますが、多くの応援をいただいたことに深く感謝申し上げます。敗訴に対する後悔は一切なく、伝えたい思いがあります。

この記事では、以下の3つのパートに分けて詳しくお伝えします。

パート1: 久美の思いと「裁判のお作法」

私が映画公開日に訴訟を提起した理由について振り返ります。私の思いは、クリエイターとしての権利を守ることにありました。このプロセスを通じて、裁判とは単なる結果を求める場ではなく、自身の立場を明確にする重要な機会であることを実感しました。私にとって、企業との力関係に立ち向かうことは、単なる勝敗以上の意義があるのです。

パート2: なぜ交渉で解決できなかったのか

企業対クリエイターの交渉の難しさを吐露します。もちろん、私たちは話し合いを重ねましたが、製作委員会の内部構造や意思決定プロセスには、多くの障壁がありました。コミュニケーションの取りにくさが、双方の理解を深めることを妨げ、残念ながら合意に至ることはできませんでした。この状況において、訴訟が唯一の選択肢だったことも、私が提案した理由の一つです。

パート3: リュカ基金を設立します

そして、この経験を経て新たに掲げたのが「リュカ基金」の設立です。この基金は、クリエイターやアーティストが自身の権利を守るためのサポートを行うことを目的としています。私が直面したような困難を少しでも和らげるため、未来のクリエイターたちが安心して創作活動に取り組める環境を作りたいと考えています。

今回の経験を通じて、文化を支えるためには個人の声が必要であること、そしてその声が集まれば、大きな力を生み出すことができるという確信を持ちました。リュカ基金が、創作の自由を守る一助となることを願っています。

引き続き、応援をどうぞよろしくお願いいたします。